◎曽我地域塾が「安政柑」栽培を推進/掛川市農業活性化やる気塾◎

 

〜JA掛川市〜

写真=苗木の配布後開かれた安政柑の栽培講習会(JA掛川市曽我支所にて)
 

 掛川市農業活性化やる気塾の曽我地域塾は、ブンタンの一種の「安政柑」を地区全戸に植える運動を始めた。美しい花による景観づくりや特産化を進めることで、地域の活性化につなげるのが目的。2013年までに1000本を植えつけるのが目標。その後は果実の販売や加工品作りにも取り組むことにしている。
 安政柑は、樹勢や耐寒性が強いため育てやすく、600c〜1`の大きな果実ができるのが特徴。収穫は3月上旬で、JA掛川市の基幹作物である茶や米のと重ならないため、地域の特産品として候補にあがった。
 すでに地域住民に栽培を呼び掛け、JA掛川市曽我支所は苗木110本を配布。栽培講習会も開くなど、地域で取組みスタートしている。同地区の1048世帯のうち庭のある800世帯が対象で、地区住民の嶋功さん(57)は「今回は1本だが、いずれは各家庭に5〜10本ずつ植えてもらえたら、将来的には共同出荷も実現できるのでは」と今後の展開に期待を寄せる。
 農業を活用した地域活性化に取り組む同塾の斎藤俊一塾長(60)は「果樹は年月をかけて栽培しなければいけないが、花が咲き、実を結ぶことで収穫の喜びを実感できる。各家庭に植えてもらい、曽我地区の特産品にしたい」と意気込む。苗木は受注生産のため、次回は来年4月ごろの配布を予定している。