「食と農をつなぐシンポジウム」開催
豊かで健康な食卓のありかたを議論

−JA静岡中央会とJA静岡青壮年連盟・静岡新聞社・共同通信社共催−

〜食の大切さが確認されたディスカッション、各地の食文化を語る〜

 JA静岡中央会とJA静岡青壮年連盟、静岡新聞社・共同通信社は22日、静岡市で「豊かで健康な食卓を」をテーマに「食と農をつなぐシンポジウム」を行いました。 これは、現在の食生活の問題点を生産者・消費者がともに見つめなおし、地産地消を普及しようと今回初めて行ったものです。一般聴衆300人、盟友・JA関係者200人が参加しました。
 作家の椎名誠氏による特別講演や、同連盟の白鳥安章委員長やアグリロード美和の海野フミ子代表、静岡県立大学の木苗直秀食品栄養科学部長と管理栄養士の古旗照美氏を迎えたパネルディスカッションを行いました。また、静岡県JA青年部組織活動・JA青年の主張発表大会も開催し、生産現場の想いを消費者に伝えました。
 椎名氏は「辺境の食卓・豊潤の食卓」のテーマで、世界を旅する中で目にした珍しい食文化を紹介しました。食べ物の情報が氾濫し、世界中の食べ物がどこでも手にはいる日本の状態を「世界中に例の無い異常な贅沢さ。日本元来の各地域にある食材と食文化を尊重するべき」と指摘しました。
 パネルディスカッションでは、静岡新聞社の原田誠治常務取締役がコーディネーターとなり、食の安全・安心やスローフード、理想の食卓などについて4人のパネリストが意見を交わしました。
 パネリストは偏食や朝食抜き、無理なダイエットなど、若者を中心に食生活が乱れている現状や、自給率の低下を問題提起し、旬を取り入れた食卓作りに努め、幼児期から正しい食についての知識をつける重要性を確認しました。
 白鳥委員長は「それぞれの食材ごと近所に『お抱え農園』を見付け、地域の旬の食べ物を食べてほしい」と、また、海野代表は「地域の直売所を生かして」と地産地消の実践に向けた提案をしました。
 シンポジウム終了後には、各JA青壮年部員が持ち寄った農産物の抽選会が行われました。