医療機器紹介

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    MRI ヘリカルCT 対外衝撃波結石破砕装置
    デジタル・サブトラクション・アンギオグラフィー(DSA)
    骨密度測定装置
 
MRI
(遠州総合病院・静岡厚生病院・清水厚生病院・中伊豆温泉病院)


磁気共鳴コンピューター断層撮影は、略してMRIと呼ばれ、従来のCTがX線を利用して画像を得るのに対して、原子核の電磁波に対する共鳴現象を利用して画像を得る方法のCTである。

原理は、生体を磁場の中に置き、あるパルス状電磁波を照射すると生体中の原子核が磁場と電磁波の影響で共鳴現象を生じ、このエネルギーをNMR装置で検出し、断層撮影するものであります。

 

(適応疾患)

       各種腫瘍、血管病、心臓病、血流速度測定 他

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ヘリカルCT、CT
(遠州総合病院・静岡厚生病院・清水厚生病院)

コンピューター断層撮影は、略してCT、またCTスキャンと呼ばれています。スキャンとは、走査するとか、深査するという意味であります。

従来のレントゲン撮影は、人体を通過させたX線フィルムを感光させたもので、コントラストが強く、軟部組織(胃、肺、脾、脳など)の識別が不可能でありました。

CTは、人体を通過したX線を検出器で受けて、コンピューターで各組織のX線吸収値の微妙な違いを計算し、人体の横断面を解剖図に近い形で鮮明に表示し、3D(立体画像)にすることができます。

さらにヘリカルCTにおいては、最適な撮影範囲の制御とともに、被曝が少なく人体に安全にできています。

 

(適応疾患)

脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、肺腫瘍、大動脈瘤、肝腫瘍、胃腫瘍等の全身腫瘍 他

 

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対外衝撃波結石破砕装置
(静岡厚生病院)

超音波を用いて、腎結石や上部尿管結石の有無を非観血的に判定し、焦点領域に結石がある場合だけ衝撃波を照射し結石を破砕し、自然排石を促します。ですから、お腹を切らずに治療ができます。また、体動や呼吸によって動く腎臓や尿管の結石破砕において、結石周囲への不要な衝撃波照射を避けることができます。 

(適応疾患)

腎結石、尿管結石

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DSA
(遠州総合病院・静岡厚生病院・清水厚生病院)

DSAはデジタル・サブトラクション・アンギオグラフィー、またはデジタルアンギオグラフィーとも呼ばれ、デジタル化技術による血管造影法のことである。

通常の動脈造影法は、目的の動脈に直接造影剤を注入したり、血管カテーテル(セルディンガー法)を使って造影剤を注入する方法をとってきました。本法では静脈より造影剤を注入し、目的の動脈まで造影剤が到達した際に動脈造影撮影ができるのが特徴です。

静脈より造影剤を注入すると心肺に入った後、全身の動脈系へ造影剤が流れるので造影剤が薄まりますが、デジタル化技術によって薄くなった造影剤の濃淡を強調し、撮影する。

さらに、サブトラクションという技術で組織を骨など血管以外のものは消され、純然たる血管だけ造影されるので判読が大変楽になる特徴があります。

(適応疾患)

一過性脳虚血発作、大動脈炎症候群、脳内動脈瘤、胸腹部動脈瘤、腎血管性高血圧症 他

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骨密度測定装置
(遠州総合病院・静岡厚生病院・清水厚生病院)

骨には、各種のミネラルがあり、骨形成に重要な役割を果たしております。

中でもカルシウムは加齢により骨量が減少し、骨がもろくなり骨折しやすくなります。

骨密度測定装置は、2種のX線エネルギーを同時に人体に照射し、その吸収比より軟部組織の奥深くにある骨の密度により測定します。

また従来のものに加え、超音波が骨を透過する速度にて測定する検診用の装置もあり、簡単に測定できるようになりました。

(適応疾患)

 骨粗鬆症 他

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