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JA静岡厚生連
静岡厚生病院
産婦人科
医師:田中 一範(診療部長)
石橋 武蔵(診療部長)
中山 毅
(診療副部長) 宮野 奈緒美
診療科目:産科、婦人科
不妊症、東洋医学
静岡県静岡市
葵区北番町23
TEL 054-271-7177(代) |
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女性の体はとてもデリケートです。
特に女性ホルモンのバランスが崩れると生理が不規則になったり、肌が荒れたり、肥満、むくみ、イライラなどの不安感、疲労感、倦怠感など、様々な体調不良が起こってきます。ホルモンバランスを整え、ストレスに負けない健康な体を維持することで、体の調子がよくなることも意外と多いものです。
卵巣から分泌される、女性ホルモンには主に「エストロゲン」と「プロゲステロン」の二つがあります。
エストロゲンは、排卵の準備をするホルモンで、排卵前と排卵後にかけて分泌が高まる。
40代半ばから分泌が減少しはじめ、うつやイライラ、不眠、倦怠感などの更年期症状の原因となります。プロゲステロンは排卵から次の月経までの間(黄体期)に分泌されるものです。基本的にエストロゲンを補足する役目を果たし、妊娠の維持・出産に欠かせないとされます。
エストロゲンの作用は肌のコラーゲン繊維を維持したり、張りのある乳房にするなど女性らしさを保つことや、動脈硬化や骨粗しょう症の予防、さらにはアルツハイマー型痴呆の予防など、脳や神経の働きを保ってくれます。
これらの女性ホルモンの分泌は脳にある視床下部、下垂体が調節しています。視床下部から下垂体刺激ホルモン(GnRH)が分泌され、下垂体門脈系という血管に乗って、下垂体に届くと、今度は下垂体から卵巣刺激ホルモンである、卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)というふたつのホルモンが分泌されます。これらが卵巣を刺激して、卵子の形成や排卵に関係してきます。さらに卵巣からも視床下部や下垂体に情報を送り、これらの器官の働きをコントロールしています。これらをフィードバックといいます。
視床下部は、自律神経系や免疫に関与していて、ストレスの影響を非常に受けやすいところです。精神的なストレス、ダイエット、ハードな運動によるストレスにより、視床下部が正常に働かなくなると、生理不順になったり、排卵障害が起こったりします。
Yuji Taketani, Clinical color guideより
<女性ホルモンの体への働き>
| 皮膚 |
エストロゲンは、皮膚にある細胞を活性化する作用がある。女性の皮膚にうるおいがあるのは、皮膚の表面の組織に弾力成分であるコラーゲンが多く含まれているからです。エストロゲンはコラーゲン繊維を作る繊維芽細胞を活性化する作用があるため、エストロゲンが減少してくる閉経の年齢になると、コラーゲンも減少し皮膚にしわが目立ってきます。
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| 脂肪代謝 |
エストロゲンにはコレステロールや中性脂肪を下げる作用があります。そのため閉経年齢になると、コレステロールや中性脂肪の異常が起こりやすくなります。
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| 膣 |
膣粘膜にあるデーデルライン菌が膣内を酸性に保ち、雑菌の繁殖を防いでいます。エストロゲンは細胞の増殖を促し、膣をみずみずしく保つ働きもしていますので、不足することにより、膣が乾燥する感じが起こります。
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| 髪の毛 |
エストロゲンは毛根にある幹細胞が分裂し、髪の毛を潤いのある抜けにくい髪の毛にしてくれるます。
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| 骨 |
エストロゲンは骨の成長や骨量の維持・増進に重要な役割を果たしています。従って エストロゲンの分泌が減少する閉経期には、骨粗鬆症になり易くなるのです。
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生理不順の原因の多くは女性ホルモンのバランスの崩れによるものです。これらは食生活の偏り、ストレスなどから起こることが多いとされます。ホルモンの体内における量は、生理があるときに大きく変化をします。このバランスをよくするためのひとつの方法としてホルモン療法があります。バランスの崩れた女性ホルモンを定期的に補うことによって、生理を正常にすることができ、周期をコントロールすることができるようになります。治療期間は患者さんの体の状態にもよりますが、2ヶ月〜6ヶ月くらい行います。飲み薬と貼り薬があります。気長に治療をすることが大事です。。また治療の間は、規則正しい生活や食生活にも気を使っていただきます。ダイエット中の方は、しばらく休憩していただき、日ごろストレスの多い方は、レジャーや旅行などの気分転換、アロマテラピーなどの癒しも効果的です。
更年期障害でお悩みの方は、ホルモン補充療法や漢方療法などがあります。詳しくは当ホームページの更年期障害のページをご覧いただくか、担当医にお気軽にご相談ください。
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