美味しい貯蔵ミカン

収穫~貯蔵

 三ヶ日ミカンで中心的に栽培されているのは『青島』と言われる品種です。この品種はミカンの中でも高糖系の品種として位置付けられています。
 特徴として他の品種より高い糖度と独特の食味、貯蔵性(非常に日保ちが良い)、そして大果系で扁平な形をしています。一般的に大きなミカンは味ボケがして味が薄くなるのですが青島は大玉果であっても内容が変わりません。
 さらに内容先熟型と言って、一般的にミカンは着色と果実内容の充実が同時進行するのですが、青島は中身の果実の充実が着色より早く進みます。そこで農 家は8分程度の着色状態から収穫に入り、貯蔵中に着色を進める方法をとっています。貯蔵にあたって、農家は貯蔵予措といわれる技術を使って果実の貯蔵性を 高める工夫をしています。この貯蔵予措とは、収穫された果実に1~2週間、強制的に風を当てることによって果皮や果汁の水分を3%~5%奪ってしまうこと なのです。こうすることによって、数ヶ月たってもまるで収穫したてのようなみずみずしさを果実に保つ事が可能になるのです。貯蔵予措終了後、ロジ箱と呼ば れる専用の木箱にミカンは移され、古い土壁の貯蔵庫で一定の温度と湿度の管理の中、長い眠りにつきます。青島ミカンは貯蔵中に徐々に果実の酸が分解され逆 に糖度が上がり、非常に食味が向上する状態に変化していきます。
 貯蔵予措から貯蔵にかけての一連の作業は、農家の長年の経験と勘に依存した、まさに匠の技術と言えます。

三ヶ日ミカンの美味しさは3つの条件によって生みだされます。

1.気象条件
2.品種・系統の選抜
3.土壌、気候に合わせた栽培技術
年平均気温16℃で、温暖であること。
また日照量が多いこと。
耕土が浅く乾燥しやすいこと(水はけがよい)
消費者の嗜好に合わせた品種・系統が栽培されています。
土壌にあったオリジナルの配合肥料を使用するなど、きめ細かな管理。

この3つの条件が満たされると三ヶ日ミカン独自の味わい「コク」が生まれます。

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