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富士山の清流で育むごてんばこしひかりの里


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おいしいをつくりましょJA御殿場

ごてんばこしひかりの一年


ごてんばこしひかりの
トップブランド

JA御殿場ごてんばこしひかり

『このはなの恵み』

管内生産者が今年度も「お米日本一コンテストinしずおか」にて「最高金賞」 と「静岡県知事賞」のW受賞となり、当JA管内特産品の「ごてんばこしひかり」は その知名度を着々と向上させております。
消費者の皆様に、お米づくりの現状や当組合の取り組みをより知っていただくために、 「ごてんばこしひかり」の栽培方法 ・栽培過程について、写真とともに紹介いたします。
「安全・安心」でおいしいお米の1年間、どうぞご覧ください。


1.種子づくり(前年度~2月)


種子籾センターに保管されている種子

JA御殿場

おいしいお米づくりは優良種子の生産から始まります。 当組合では、管内種子籾生産組合の皆様の手により年間約90tもの 種子を品質重視の栽培技術を用い生産し、管内組合員はもちろん、 県内の個人・法人へ質・量ともに安定供給しています。
種子籾の販売は3月より始まります。



良質の種子が今年も活躍してくれます


「種子更新100%」
当組合では種子更新100%を啓蒙。
種子更新100%とは、当組合で取扱う種子を使用して栽培されたお米を 「ごてんばこしひかり」として受入れ販売することです。
お米は3~4年間自家採種を重ねると品種本来の特性が失われ、 品質も低下します。
そのため同じ規格で生産された種子籾を使用し、 「ごてんばこしひかり」の品質を安定化させています。 種子更新はブランド米の第1条件です!


2.播種(4月上旬~5月上旬)


育苗センター

JA御殿場
組合員の皆様へ良質の苗を安定供給するため、3月下旬より育苗センターが稼動します。
育苗センターは播種施設と11棟のハウスで構成されており、 年間約70,000枚もの苗を生産・販売します。 お米は苗半作といわれるほど育苗が重要であるため、 細心の注意を払い栽培しなければなりません。 適正量で播種を行い、出芽室に入れ、 育苗センター適正な温度管理を行って芽出しをします。

  • 育苗センター


播種作業は大型播種機によって行われます

播種した苗箱は重ねて出芽室へ

3.育苗(4月上旬~5月上旬)


出芽室から出た出芽苗の配達準備

JA御殿場
出芽室で3日間、種は約1センチほどの芽を出します。 出芽室から出された苗は出芽苗(芽が出たばかりの状態) ・緑化苗(1枚目の芽が展開し緑色になった状態)・硬化苗(田植えができる状態)の 3タイプに分けられ販売されます。硬化苗は販売まで約20日間当組合が育成するため、 育苗センターのハウスは緑一色に染まります。



育苗センターハウスには苗の絨毯が広がります

農家
苗を受け取った農家は、苗の状態に合わせ、田植えができる程に 成長するまで育苗します。この頃の苗は非常に弱く、 温度や日照時間に左右されやすいため、農家も気が抜けません。
また、この頃から田植えの準備として田おこし(春おこし)や土手の 草刈作業が始まります。



田おこし(春おこし)の様子


「育苗診断」
この頃から、当組合による育苗診断が始まります。
健苗育成は、良食味米栽培の出発点ということで、組合員宅に訪問し、 個別に苗の状態 をチェック、アドバイスをします。 また、田植え前に良食味米栽培の注意事項等を説明し、 ブランド化に向けた1年間の栽培指導が行われます。


4.代掻き(4月下旬~5月上旬)


代掻き風景

農家
農家では田植えの数日前までに代掻きを行います。 代掻きは田の土を泥状に、かつ平らにするために行なうもので、 均一な田植えを行なうには必要な作業です。 また、農家では田植えの前日には苗(苗箱)を田まで運びます。



田に必要枚数の苗が運ばれます


「米ぬかによる土づくりの推奨」
当組合では食味のさらなる向上を目指し、米ぬかによる土づくりを推奨しています。 食味値を高めるための手法はいくつかありますが、 土台となる土が豊かであることは、食味向上の第1条件であるといえます。 米ぬかは土を肥沃にする効果があり、味に力強さが期待できます

5.田植え・補植(5月上旬~中旬)


田植機による田植え

農家
農家では田植機に苗を積み込みいよいよ田植えの開始となります。 昔と違い、今では機械の進歩で田植えは非常に早くできるようになりました。 しかし、田植機でもうまく植わらない場所や、田の四隅は今でも手植えを行い、 これを補植といいます。 植は腰を曲げて、足をとられる泥の中を移動するため非常に大変な作業です。


JA御殿場
JAでは育苗センターで硬化苗の引渡しが本格化します。 また、農機センターでは農業機械のトラブル対応に追われ、 時には田の中で修理を行う事もあります。 農業資材の店「あぐり~ん」では肥料等の販売をはじめ、 種水稲用農具の販売のため、ゴールデンウィーク中休まず営業を行ないます。



田植え後の田園風景はとてもきれいです


「田植え時の営農指導」
当組合では、良食味米の生産指導として、 太く揃いの良い茎を確保するため、3本植え(※)、
浅植え(※2)の田植えを推奨しています。


※3本植え・・・1株を3本に抑えることにより、太茎が望め、 食味向上につながる。
※浅植え・・・・田に2~3cm程度の深さで植えることにより、 茎が早く低位に分げつし、食味向上につながる。


6.水の管理(5月中旬~7月上旬)


6月初旬の風景風景

農家
田植えが終わったあとは水の管理を毎日行います。 この頃はまだ気温も上がらず、遅霜となったり、寒風が吹くこともあるため、 水の深さをやや深めにします。また、昼間の水温を高く保つ必要があるため、 入水は早朝か夕方に行われます。



水はけの良さは田によって異なります


「浅水管理と深水管理」
当組合では、田の状態や目標とする食味値に合わせ、 浅水管理と深水管理を推奨しています。 浅水管理は太く揃いの良い分げつを確保するために、 水深2~3センチで水温を高く保つ管理方法です。 一方、深水管理は無駄な分げつをなくし、 太茎で穂揃いを良くするために行うもので、より食味値を上げる ための管理方法です。しかし深水管理が行える田は、 水量が豊富で水もちが良く、かつ畦が高く丈夫な田に限定されます。


7.中干し(6月中旬~7月上旬)


中干しは10日~14日程度行われます

農家
6月中旬より、一定の分げつが確保できた後に中干しが行われます。 中干しは、田の余分な水を抜くことで、無効な分げつを抑制する とともに根の発育を促し、倒伏防止にも効果があります。 しかし、ただ水を抜くだけでは田が大きくひび割れ、 根の発育を妨げ食味向上に繋がらないため、農家は田の土に 足跡がつく程度の中干しを継続的に行います。



小さかった苗は立派に青々としてきました


「中干しの開始時期と期間指導」
稲の生育の中で中干しの開始時期は食味向上に大きく影響するため 特に重要です。当組合では、様々な稲の生育状況の中、 有効茎数やその太さ、株間等を考慮し、中干しの開始時期について 適正な営農指導を行います。


8.穂肥(ほごえ)(7月中旬~下旬)


施肥風景

農家
中干し後の田は根に空気を送る必要があるため間断灌水 (田に残った足跡に水が溜まる程度に水を止めたり入れたりすること) となり、穂肥(ほごえ)の時期となります。 穂肥とは、充実した穂を確保するために散布する肥料のことで、 稲の収量を確保する上で重要な作業です。農家では適期になると、 肥料を溶かすために田に水を溜め施肥を行います。



穂肥診断巡回


「穂肥診断」
穂肥の施肥量や時期は米の収量・食味に大きく影響します。 施肥量が多いと食味が低下し、少なすぎると収量が減少します。 また施肥の時期が早いと養分が稲の伸長に使われ倒伏の原因となり、 遅いと収量が減少し食味の低下に繋がります。 当組合では穂肥診断巡回を行い、穂肥の適期・適量指導を行っています。


9.穂揃期(ほぞろいき)(8月中旬)


穂が出揃いました

農家
8月中旬には穂が出揃います。 この時期を穂揃期(ほぞろいき)と言い、籾から白い小さな花が咲き、 田は緑色から少しずつ黄色みを帯びてきます。 この頃の水の管理は間断灌水で、良質な粒をつくるために稲を健康な 状態に保つよう心がけます。



稲の花

10.稲刈り(9月中旬~10月上旬)


小さかった稲は立派になりました

農家
9月になると籾の色が黄化しはじめ、農家では適期を見定め、 稲刈りの約10日前に落水(※)をします。 籾は稲刈り後に乾燥させることから、朝露が付着している 早朝や雨天では稲刈りができません。また、 コシヒカリはもちよりも丈が長く、倒伏は食味値低下や 石混入に繋がるため、この時期訪れる台風からも目が離せません。 稲刈りは、まずコンバインが進入、旋回できるよう四隅を手刈りし、 コンバインで刈り取ります。
※落水・・・田の水を遮断し、乾燥を促すこと



稲刈り風景

JA御殿場
カントリーエレベーター・ライスセンターでは、組合員が 刈り取りした籾の貯蔵・乾燥施設として受入れ作業を行い、 連日賑わいを見せます。カントリーエレベーターでは、 籾を受入れた時に食味分析され、普通米と特A米とに分別されます。



ライスセンター受入風景


稲刈りの適期指導
稲を早刈りしてしまうと未熟粒・青米が増加し、遅刈りでは 胴割れ米が増加します。当組合営農経済部では稔実籾 (ねんじつもみ※)が90~95%黄化時の稲刈りを推奨しております。
※稔実籾・・・籾が黄化し、実が入ること


11.出荷(10月初旬~中旬)


出荷受入れ風景

農家
個人で乾燥調整を行った農家では、農協に出荷するため、 最寄りの支店まで米を運びます。

JA御殿場
JAでは、農家の出荷に合わせ、支店にて受入れ作業を行ないます。 受入れた米は品質によって等級分けされ、さらに内部基準にて食味分別されます。 その後に、一等米で食味値77点以上(内部基準)の米がごてんばこしひかりとして パッケ-ジングされます。



サンプルをとり、等級・食味を調べます


「エコ栽培米出荷組合」
当組合にはエコ栽培米出荷組合があり、52人の農家が北駿産米改良推進協議会基準 及び当組合栽培基準を遵守し、安全・安心なエコ栽培米「富士山からのおくりもの」 を生産しています。



12.色彩選別・精米・販売(10月初旬~)


色彩選別機・高性能精米機

JA御殿場
農家から集荷された米は、エコ米・等級・食味値によって 分別された後に色彩選別機で異物を除去し、高性能精米機にて精米し、 パッケージングされ、A・COOPを中心に様々な店舗で店頭販売されます。 また、営農経済部では2㎏・5㎏・10㎏・玄米30kgを郵送・店頭引渡と様々な 注文に対応しています。



「色彩選別機・高性能精米機」
色彩選別機とは米の中に含まれる異物(石・青米等)を除去し、 米の品質を高める機械です。また、高性能精米機で低温・ 無洗米仕様の精米を行い、米の品質を保ち出荷・販売しています。


13.食卓へ

農家
個人で乾燥調整を行った農家では、農協に出荷するため、 最寄りの支店まで米を運びます。

JA御殿場
農家とJAの協同により今年もおいしいお米ができあがりました。 食の品質や安全性が問われる中で、当組合では厳しい内部基準を設け、 おいしくそして安全なお米を消費者の皆様の食卓に届けるため、 日夜努力しております。ご家庭で「ごてんばこしひかり」 を是非一度ご賞味ください。




 「ごはんのおいしい食べ方」
どんなに高級なお米でも、精米して一定の期間内に 食べなければおいしさは半減します。また、お米の 保存方法も、みんな知っているようで実はあまり知 られていないのです。皆様の食卓の中心に並ぶお米 だからこそ、いいものを選び、おいしく食べてもらいたい。 当組合ではお米の豆知識を掲載していますので是非ご覧下さい。