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JA御殿場営農経済部
平成31年第3号 4月5日発行

営農だよりJA御殿場


夏野菜の苗づくり

野菜の育苗(苗づくり)を行う際に、 生育をスムーズに進めるためには 「温度」「光」「水」など様々な条件を整える必要があります。 各作物の環境を好適条件に合わせ管理する事で、 良質苗が育ち最終的には収穫量の増収に繋がります。

育苗ハウスでの栽培管理は、日中の急激な温度上昇にご注意下さい。 最高最低温度計の設置をお奨めします。

<発芽までの水管理>

種子の多くは水に漬けたままにしておくと発芽しません。 播種後に頻繁に灌水をすると、 酸素が不足して発芽不良を起こします。 反対に、播種後の灌水が極端に少なかったり、 ひどく乾いた状態で播種した時などは、 直後の灌水を十分に行わないと、 土が水分を保持できず、発芽遅れを引き起こします。 セルトレイに播種した場合は、 底面給水を行う事で均一な初期灌水が可能になります。 播種後は、濡れ新聞紙や不織布・藁などをかけ乾燥対策を行い 適度な保湿を心がけましょう。

<発芽後の徒長対策>

密植による株同士の競り合
発芽後(セルトレイ)の鉢上げ等で株間を十分に確保する。

高温と過湿
苗が徒長している場合は、 温度と灌水を見直す必要があります。 しかし、灌水を控えて苗の徒長を防ぐ事は、 水分の供給を抑えるだけでなく、養分の供給も抑えられてしまい、 良質な苗になりません。
水分も養分も十分供給し(多灌水はしない) 夜温を下げて管理する事で、 昼間の光合成養分を体内に蓄積させる様にすると、 ガッチリとした苗を育てる事ができます。

タマネギの管理
1.防除

3月で追肥を終え(止め肥)、 4月からは本格的に防除の季節となります。 病害が発生してからの治療散布ではなく、 発生する前に予防散布を行うよう心がけましょう。 今後も気候や病害の発生状況を考慮して防除情報を記載しますので 参考にして下さい。

タマネギ巡回(3/25)で既に発生しているほ場があります。 発病症状が見られるほ場はプロポーズ顆粒水和剤を散布して下さい。

べと病 べと病

防除体系(推奨)
時期 対象 薬剤
4月上旬~中旬 べと病
白色疫病
灰色かび病
プロポーズ顆粒水和剤
+
二―ズ(展着剤)
4月下旬~5月上旬 べと病
白色疫病
ランマンフロアブル
+
二―ズ(展着剤)
5月中旬~下旬 べと病
白色疫病
灰色かび病
プロポーズ顆粒水和剤
+
二―ズ(展着剤)

プロポーズ顆粒水和剤
希釈倍率
1,000倍
1a当り使用液量
10~30&38467;
使用回数
3回以内
収穫前
7日前まで

ランマンフロアブル
希釈倍率
2,000倍
1a当り使用液量
10~30&38467;
使用回数
4回以内
収穫前
7日前まで

二―ズ
適用農薬
殺菌剤・殺虫剤
作物名
野菜類
使用量
5~10㎗(散布液10ℓ当り)

  • タマネギは水を弾いてしまう為、必ず展着剤と共に農薬を散布しましょう。
  • 降雨や強風後は、葉や茎を観察するよう心がけましょう。
  • 病害発生株は、発見次第抜き取り圃場の外へ除去して下さい。
  • 農薬は、ラベルを熟読の上使用して下さい。
とうもろこしの栽培
1.とうもろこしの適性
早蒔きは、低温による不発芽や苗立枯れ病などのリスクが高まります。
推奨品種
ゴールドラッシュ86
播種時期
4月25日以降にする
※早蒔きの場合はパスライト等で被覆し保温する。
発芽適温
25~30℃
発芽可能温度10~40℃
発芽積算温度180℃
生育適温
20~25℃
2.栽培環境

ほ場の選定:
湿害に弱い為、排水の良いほ場を選定する。 風が吹き回る様なほ場は避ける。 風が通るように畝をたてる。(南北)

施肥表(1a当たり)
  資材名 施肥量
堆肥 牛ふん堆肥 200kg
土壌改良材 苦土石灰(粒) 8kg
元肥 キンチョーエイト 10kg
新グリーン400 22kg
マルチ栽培

元肥を入れ、畝を作ったら、黒マルチを張る。 (黒マルチは雑草を抑え、土壌水分を保つ働きがあります) ⇒ 播種の5日前には終わらせる。

マルチ規格: 有孔黒マルチ3230(幅135cm×長さ200m2列 間隔54cm×30cm)

播種方法

生育を揃えるには1穴3粒播き⇒3粒播種して3本仕立てにする。
播種の覆土は2~3㎝程度が望ましい。

栽植密度


マルチは黒マルチ(幅135㎝)を使用

間引き

草丈15~20㎝程度になったら間引きを行う。
小さい苗・大きすぎる苗を間引き、全体の生育を揃える。
※残す株の根を傷めないように必ずハサミで切る。

根深ねぎの栽培
1.苗づくり
播種時期
4月10日頃
※早蒔きの場合はパスライト等で被覆し保温する。
播種方法
  1. 管理機で圃場をできるだけ深く耕運する。
  2. 園芸化成S550とようりんを1㎡当たり10g程度とダントツ粒剤 (殺虫剤)を1㎡当たり6gをまき再度耕運する。
  3. 高さ5㎝程度の畝を作る。
  4. 種は厚薄なく平らにまき、1㎝程度の覆土をする。
  5. くわの背で軽く鎮圧する。
  6. 発芽後、草丈が2㎝程度に揃ったら、雑草を取り除く。

乾燥に弱い為、水分を適度に保てる様にする。 根が浅く肥料障害を受けやすい為、多施肥を避ける。

定植
7月中旬

さび病
写真
発生時期
5月~10月
対策
肥料切れさせない事
適用農薬
アミスター20フロアブル

ネギアザミウマ
写真
発生時期
5月~10月
対策
夏の高温乾燥器に葉水をかけると、発生抑制に繋がる。
適用農薬
ウララDF


薬剤名 アミスター20フロアブル ウララDF
倍率 2,000倍 1,000~2,000倍
1a当り
使用量
10~30ℓ 10~30ℓ
使用回数 4回以内 3回以内
収穫前 3日前まで 前日まで