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JA御殿場営農経済部
平成29年第11号 8月21日発行

営農だよりJA御殿場


タマネギの栽培について
☆基本情報☆
播種時期
9月中旬(10日頃)
発芽適温
15~25℃
定植時期
11月中旬
生育適温
20~25℃
肥大適温
15~20℃
植えつけ本数
23,000株/10a(株間15cm・条間15cm)

※苗の間(幼植物)は-8℃まで凍害を受けない

栽培管理
☆育苗について☆

苗床育苗

  1. 種まきの数日前に幅80㎝程度のベッドを作り、園芸化成S550と苦土石灰を1㎡あた りそれぞれ50g施用し、管理機等で耕運しましょう。
  2. 苗床の表面の土をならしておき、まき溝を付け溝の中に約1~1.5㎝間隔に種をまき、 種が隠れる程度(5mm程度)に覆土を行いましょう。
  3. 種まき後1週間程度で発芽しますが、発芽当初は生育が遅く不揃いになりやすいこと から、苗床が乾いたら水やりを行いましょう。
    ※苗床が湿り過ぎると苗立枯病が発生しますので多灌水には注意が必要です。
  4. 本葉2枚の頃に混んでいるところを間引いて、株間を約2㎝間隔に揃えましょう。
  5. 発芽後20日頃に、園芸化成S550を1㎡当たり30グラム施用しましょう。
・苗時は乾燥に弱いため灌水をまめに行いましょう。 ・覆土が深いと発芽が揃わず、欠株にも繋がります。また、浅すぎても転び苗や乾燥害を受けやすくなります。

セルトレイ育苗

  1. 200穴セルトレイを用意し、ネギ用培土を詰め8mm程度に均一な深さの種穴を開け、1 穴1粒ずつ播種を行いましょう。
  2. 均一に覆土をかけ板などで平らにならし、トレイの底から均一に水が出るくらい灌水しましょう。
  3. 発芽直後までは乾燥させないように、適宜灌水を心がけましょう。本葉2葉期以降は萎れに注意し、なお且つ伸びすぎないよう灌水間隔や回数に注意しましょう。
  4. タマネギは長期間の育苗となる為、肥料切れには注意が必要です。タマネギ専用培土 の利用をお勧めします。
・タマネギは育苗期間が長いため、セルトレイで育苗する場合はネギ用培土など肥効期間の長い培土を使用しましょう。 ・セルトレイは、1穴の培土量が少なく乾燥しやすいため、苗床育苗に比べて灌水や追肥などで細かい管理が必要になります。
☆定植について☆

苗の大きさ…5~8mm(鉛筆程度)の太さの苗を定植しましょう。 太く育ち過ぎた苗を定植すると、春先に分球やとう立ちの原因となります。


圃場の準備(10mの畝を作る場合)
定植1ヶ月前までに、堆肥10kg・苦土石灰1kgを施用してできるだけ深く耕運しておきましょう。


定植(10mの畝を作る場合)

  1. ジシアン有機S806を1.6㎏とダイアジノン粒剤5(作条土壌混和)を施用し、管理機等 で耕運する。
  2. マルチの幅に合わせて畝たてを行う。
  3. 苗を2~3cmの深さで定植する(葉の分岐点が埋まらない深さ)。

※霜等で苗が浮いてしまった場合は刺し直しを行い、 足や手で土を鎮圧し浮き上がりの再発を防止しましょう。

定植後の管理

止め肥の遅れや過剰施肥は、病害虫の発生を助長させたり、 貯蔵中の腐敗の原因となります。
追肥
2月上旬と3月上旬(止め肥)の2回、NK化成を300g施用しましょう。
防除
タマネギは、べと病や疫病の防除が重要になります。 発生前の予防的防除を心がけましょう。
防除農薬
農薬名 対象病害
Zボルドー水和剤 べと病・軟腐病 他
プロポーズ顆粒水和剤 べと病・白色疫病 他
  • ネギは水を弾いてしまう為、必ず展着剤と共に農薬を散布しましょう。
  • 病害発生株は、発見次第抜き取り圃場の外へ除去して下さい。
  • 上記防除体系は、予防防除です。病害が発生している場合は最寄りのJAへ御相談ください。
  • 農薬は、ラベルを熟読の上使用してください。

病害の症状べと病と白色疫病にご注意を!!!

べと病(糸状菌)
不整形や楕円形の病斑ができ白や暗紫色のカビが生え、 それが拡大すると葉全体が枯死する。
白色疫病(糸状菌)
葉の中央から先端に、不整形で周縁不鮮明な1~3cmの暗緑色の水浸状の病斑を形成する。その後、 病斑は拡大し病斑部で曲がって葉は下垂れし先枯れする。 病斑が古くなると白色や灰白色になる。

※降雨などの水たまりから感染し、1週間程度で広がることもあります。

1.~とう立ちのメカニズムを知ろう~
とう立ちは一定の大きさに達した苗が、 低温に一定期間当たって長日条件下で花芽分化を起こした場合に発生します。 主に大苗なものほど低温の影響を受けやすくなります。
<とう立ちの要因>
大苗の定植や苗の早植えによる生育の促進・冬季での肥料切れ(主に窒素成分)
<対策>
適期に健苗の定植を行う・施肥量の徹底
2.~排水対策の徹底~
タマネギに限らず、野菜を栽培する上で過湿により病害や生育障害を助長し、 収穫量の減少を招きます。弾丸暗きょや額縁明きょなどの排水対策を万全に行い、 排水の良い圃場を作りましょう。
額縁明きょを切って余計な水を流しましょう
圃場の中に低い場所があると、そこに水が溜まりやすくべと病や疫病の発生源となります。 雨の後などに水の溜まり方を確認し、圃場の傾斜や水の流れを考慮して溝を切り停滞水を防止しましょう。 明きょの深さは20cm以上を心がけてください。
※べと病や疫病は雨による泥はねや水たまりから感染します
サブソイラーによる弾丸暗きょ サブソイラーを施工することで、圃場の排水性が向上します。 弾丸暗渠の施工にサブソイラを用いると、湿害の原因となる硬盤を破砕し、 水の縦浸透が良くなります。硬盤破砕は乾田化を促進し、 タマネギの生育環境を良好にする効果があります。
レンタル農機案内【主な機械の種類と利用料金】
堆肥散布機
1,000円/10a
搬送費別途
圃場の堆肥散布に使用します
サブソイラー
3,000円/10a
搬送費別途 圃場の水はけの 改良に使用します
※申込みは使用日1週間前までに申込書及び添付書類を添えて 営農経済部まで申し込んでください。条件によりお受けできない場合もあります
※使用後は燃料を満量にし清掃して返却ください。
※搬送費は、2,000円/往復となります。

営農経済部より

~タマネギ生産者募集~

タマネギは3年前より、地元市場へ出荷を開始し、 当地区の収穫時期である6~7月は他産地の端境期にあたり、 需要が高く価格も安定をしております。
また、機械化を進めており、水田を活用し水稲との複合経営を実現し、 産地化による所得向上を目指しております。栽培面では、 玉の肥大不足やとう立ちの発生など多くの課題が見つかりました。
今年は、それらの課題の対策を万全に行えるよう指導を徹底し、 選別調製体制を整え、 1個でも多くのタマネギを市場に出荷し皆様の所得向上に寄与させて頂きます。
また、新規の出荷者は常時募集しております。 タマネギの市場出荷に興味をお持ちの方は、お気軽に営農経済部までご連絡ください。 タマネギの産地化という新しい御殿場・小山の歴史を一緒に作りましょう。

玉ねぎ栽培講習会の開催について(市場出荷希望者向け)

日時
平成29年8月28日(月)13時30分~
場所
JA御殿場 生活センター 3階 大会議室
内容
  1. 平成28年度タマネギ出荷報告について
  2. 平成29年度タマネギ栽培について
  3. その他
講師
東部農林事務所

問い合わせ:TEL84-4820農業振興課 天野・三井

野菜づくり運動配布苗 栽培情報

播種日
7月24日
移植日
8月7日~10日
育苗期間中使用農薬
キャベツ移植時:スタークル粒剤
キャベツ育苗期間:プレバソンフロアブル5
ブロッコリー育苗期間:プレバソンフロアブル5

栽培中の農薬総使用回数にご注意ください!!!