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富士山の清流で育むごてんばこしひかりの里


トップへ戻る > 営農事業 > 営農だよりもくじに戻る > 2019営農だより水稲第4号

北駿産米改良推進協議会
JA御殿場営農課
平成31年第4号 5月20日発行
TEL:0550-84-4820

営農だよりJA御殿場

目標
  1. 「米ぬか入り肥料」の施用により、循環型農業の実践
  2. 粒張が良く、食味値80点以上の良食味米
~除草剤を適期に散布し
効果的に雑草を減らしましょう!!~

そろそろ田植えも落ち着いてきた頃でしょうか? 寒かったり暑かったりと天気が不安定ですが、 体調を崩さないように気をつけましょう。

目標の植付本数(3~4本植え)・植付深さ(2~3㎝)で田植えができましたか? 4月の気温は平年より低く推移しましたが5月前半の気温は平年並みとなりました。
また日照時間は長く、降水量は半分以下と少なく推移しています。
向こう1ヶ月の天候は平均気温は高いものの、 降水量・日照時間はほぼ平年並みの予報です。

今年は4月が寒く苗があまり伸びていない農家が散見されました。 水田で苗が水没しないように気を付けましょう。

当面は上手な水管理として、分げつをとるため2~3㎝の浅水管理をしてください。 夜もしくは早朝の入水とし、日中は入水を避け、水温の確保に努めて下さい。 良食味米生産のポイントである太く、揃いの良い分げつ 確保を目指した水管理(6月上旬より徐々に深水にする)をして下さい。

田植え後、藻類の発生が見られます。初期生育の阻害となる為、 早めの防除を徹底しましょう。何事も初期対応が肝心です。 早めの対応を心がけましょう!!

【御殿場の気象】アメダスデータ御殿場

平均気温(℃) 本年 平年
4月前半計 8.0 10.0 ▲2.0
4月後半計 13.1 12.6 0.5
4月計 10.6 11.3 ▲0.7
5月1~5日 15.0 14.2 0.8
5月6~10日 13.6 14.9 ▲1.3
5月11~15日 15.7 15.3 0.4
5月前半計 14.8 14.8 0.0

日照時間(hr) 本年 平年 %
4月前半計 114.8 78.3 146.6
4月後半計 64.8 79.4 81.6
4月計 179.6 157.7 113.9
5月1~5日 35.9 25.9 138.6
5月6~10日 32.3 22.7 142.3
5月11~15日 29.3 21.6 135.6
5月前半計 97.5 70.2 138.9

降水量(mm) 本年 平年 %
4月前半計 90.5 134.5 155.0
4月後半計 124.0 113.0 157.0
4月計 214.5 247.5 86.7
5月1~5日 22.0 36.3 60.6
5月6~10日 7.5 40.6 18.5
5月11~15日 17.5 44.0 39.8
5月前半計 47.0 120.9 38.9

定点調査・生育状況

5月17日(木)現在

場所 標高
(m)
植付本数
(本)
草丈
(㎝)
葉齢 田植
神山(町屋) 300 2.4 14.8 4.3 5/8
吉久保 370 3.4 18.2 4.9 5/2
大堰 400 3.4 6.7 4.2 5/11
用沢 480 2.6 17.6 4.4 5/6
仁杉 カントリー周辺 500 3.8 11.8 3.6 5/4
中畑 550 4.2 14.8 4.1 5/5
平均   3.4 15.2 4.3  

参考にしてください
葉齢を測ることによって
イネの年齢が分かり、
勘に頼らない適期作業が可能となります。

【水管理】
  • 2~3葉で田植えした苗の葉を順番に数えます。
  • 深水は7~9葉期に行います。
  • 「太く揃いの良い分げつを確保」するには、 水管理が重要!!活着後、浅水管理で「分げつ」を促す。
  • 6月下旬まで深水管理をしその後中干しを開始し無駄な分げつの抑制と 根の健全化を図る。

《太茎が簡単にできる、深水管理!!》

水の深さ
葉耳の位置まで。
期間
7葉期(6月中旬)~9葉期(~6/30頃)
中干し
深水終了後、軽い中干しをする。
7~14日程度(湿田は長めに行う)
その後の管理
間断灌水を収穫10日前頃まで実施
【除草剤の上手な使い方~水管理と散布時期が重要!!】
中期剤編
初期剤の使用後、ノビエの3.5葉期になるまでに使用する除草剤です。
初期剤施用後に使用する為、 通常一発処理剤より時期を遅らせて使用する事ができるので、 遅れて発生した雑草に効果的です。

後期剤編
初期剤・中期剤でも枯らせなかった(残ってしまった)雑草に使用します。
ある程度大きくなってしまった雑草にも効果的です。
後期剤の中には落水して散布する種類もあります。使用方法をよく確認してお使い下さい。
【使用方法】
  1. ほ場に3~5cmくらいの水を張り、湛水状態にして下さい。
  2. 除草剤を均一に散布し、 散布後3日は必ず水尻を止めて3~5cmの湛水状態を保って下さい。
    (処理層の完成には3日間必要)水持ちの悪いほ場は夜間ゆっくり入水しましょう。
    ※ジャンボ剤・フロアブル剤を使う場合は、湛水状態を粒剤よりも深く・長めに保つ
  3. 落水やかけ流しはしない。水を切らしてしまうと除草剤の処理層が壊れ、 効果が半減してしまいます。
  4. 散布時期は、それぞれの除草剤の適期時期・ 対象雑草を確認して使用をお願いします。
    (雑草を見て、早めに対応しましょう。 遅すぎると除草剤の効かない雑草の葉齢となってしまいます。)
  5. オモダカ・クログワイが多いほ場では体系処理とし、それでも雑草が残る場合は 後期除草剤を使用します。
今年は気温が上がったり下がったりと不安定な気候が続きました。 これから気温が高くなることが予想され、雑草の生育も旺盛になることが考えられます。
初期剤を散布したほ場は田植え後20日頃に中期剤を散布することをお勧めします。
※ただし、まずは雑草の葉齢を確かめて下さい。
中期剤
薬剤名
ザーベックスDX
効果雑草
1年生雑草
マツバイ、ホタルイ
特徴及び使用方法
初期剤と体系処理により広範囲の雑草に安定した効果がある。 クログワイにも効果がある。 ノビエの2.5葉期までの散布が望ましい。田植え後20~25日
薬剤名
レブラス1㌔粒剤
効果雑草
1年生雑草
オモダカ、クログワイ、ホタルイ
特徴及び使用方法
初期剤と体系処理により遅いタイミングで散布が可能となり、 広範囲の雑草に安定した効果がある。
クログワイに対し草丈20㎝までが散布適期で、効果が高い。 3~5㎝の水位を保ち、水持ちの悪いほ場は追い水をする。
田植え後14日~ノビエ4.0葉期。
後期剤
薬剤名
クリンチャー1㌔粒剤
効果雑草
ノビエ
特徴及び使用方法
田植後25日~収穫30日前(5月下旬より) ノビエ4葉期まで1kg/10a・ノビエ5葉期では1.5㎏/10a、湛水散布
油気が強いので晴れの日が3日以上続く日に散布する。

薬剤名
クリンチャーバスME液剤
効果雑草
ノビエ、ホタルイ、オモダカ、クログワイ
特徴及び使用方法
落水状態で散布。散布後3日間はそのままの状態を保つ。 散布後、晴天が続く日を選んで使用する(薬害の恐れがある為、散布は日中を避ける)。 田植え後15日~ノビエ5葉期。薬量1,000mlに対し、70~100㍑で希釈。

薬剤名
バサグラン粒剤
効果雑草
ホタルイ、オモダカ、クログワイ
特徴及び使用方法
落水状態で散布。 散布後3日間はそのままの状態を保つ。 処理後2日以内に降雨があると効果が薄れるため、 晴天が続く日を選ぶ。田植え後15~55日、3~4kg/10a。

薬剤名
アトトリ1㌔粒剤
効果雑草
ノビエ、オモダカ、クログワイ
特徴及び使用方法
クログワイ・オモダカに対して安定した高い除草効果を示す。 雑草の生育段階によって効果にフレがあるので必ず適期散布する。 晴天日に散布。田植え後20日~ノビエ4葉期、1kg/10a。
【藻類の対策】

生育初期に藻類が発生すると分げつの確保を妨げる原因となるため、 早期防除を心がけましょう。

2~3kg/10a(藻が発生している部分のみの、スポット散布が可能です。)
※晴天の暑い日に撒くと効果的です。

【病害虫防除】
病害虫名
イネドロオイムシ
薬剤名
トレボン粉剤DL
使用量
3kg/10a
価格
1,170円(税込)/3kg
使用方法
低温で曇雨天が続く場合は被害が急激に増加します。 箱剤を施用した水田も注意して観察していただき、 発生状況によって追加防除を行いましょう。

病害虫名
イネミズゾウムシ
薬剤名
トレボン粉剤
使用量
2kg/10a
価格
1,660円(税込)/2kg
使用方法
畦畔、山林等で越冬し田植え後に本田に飛来して食害します。 被害株では活着が著しく遅れ、 生育が停止する恐れがあります。 現在イネミズゾウムシの発生が多く見受けられますので、 自身のほ場の確認をしましょう。