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富士山の清流で育むごてんばこしひかりの里


トップへ戻る > 営農事業 > 営農だよりもくじに戻る > 2019営農だより水稲第2号

北駿産米改良推進協議会
JA御殿場営農課
平成31年第2号 4月5日発行
TEL:0550-84-4820

営農だよりJA御殿場

目標
  1. 「米ぬか入り肥料」の施用により、循環型農業の実践
  2. 粒張が良く、食味値80点以上の良食味米
一人ひとりの取組意識が
「ごてんばこしひかり」のブランド力を高めます

2019年の播種作業が始まります!
向こう1ヵ月の天気は、平年に比べ気温が低くなると予測されています。 4月の2週目は晴れの日は多いものの気温は平年並みか低く、 3~4週目は曇りがちですが気温は高くなる見込みです。

変わりやすい気候ですので育苗の温度管理には充分注意を払って下さい。
良食味米栽培にとって 「播種・育苗」の時期が最も重要な時期となります。 昔から苗半作と言われるように、 苗の良し悪しはその後の稲姿に大きく影響します。

  1. 薄播きすること
  2. 温度管理
  3. 水管理

に充分注意を払い、活着の良い充実した苗を育てましょう。 今年度も食味値80点以上を達成しましょう!! 今回は育苗管理を中心にご紹介します。


【播種】~薄播きは健苗育成の第一条件です
稚苗
播種期
田植え前20~25日
播種量(箱当たり)
乾籾…115g
催芽籾…150g
植付本数・必要箱数
分げつの取れやすいほ場…3~3.5本植え、18箱/10a
分げつの取りずらいほ場…3.5~4本植え、20箱/10a
中苗
播種期
田植え前30~35日
播種量(箱当たり)
乾籾…85g
催芽籾…110g
植付本数・必要箱数
分げつの取れやすいほ場…3~3.5本植え、21箱/10a
分げつの取りずらいほ場…3.5~4本植え、23箱/10a

稚苗の場合
育苗期間が短い。使用苗箱数が少ない。
中苗の場合
少ない播種量で1本1本が太い充実した健苗。
太茎になり、穂になる率が高い。穂揃いが良くなる。 初期の段階で藻類に負けない。登熟が良い。
しかし育苗期間が長い。葉齢3.5葉まで(約30~35日)の管理が必要。
☆中苗は品質向上技術として有効です。

【培土使用量】

~使用量を間違えると、苗の生育に影響するので注意~
多すぎると根張りが遅くなる

合成培土3号 床土1.8kg 覆土1.1kg 7.0枚/袋
宇部培土 床土2.5kg 覆土1kg 5.7枚/袋
【灌水】

充分に灌水する。(灌水量は、使用する培土によって異なる)
目安~床土を握って指の間から水がにじみ出る程度 (一般的には、1ℓ程度/箱)

覆土後の灌水は、 発芽障害の原因となるので絶対にしない!!
【かびによる立枯病予防剤の散布】

播種時(購入培土の場合も必ず使用)

  • ダコレート水和剤… 1袋100g/60ℓ 600倍→120箱分 1箱500㎖灌水
    (リゾープス菌・トリコデルマ菌・フザリウム菌)
  • ダコニール1000… 100㎖/80ℓ 800倍→160箱分 1箱500㎖灌水(リゾープス菌)
  • タチガレエースM液剤… 100㎖/50ℓ 500倍→100箱分 1箱500㎖灌水 (ピシウム菌・フザリウム菌)

※3種類からどれか1つを選択し使用する。

【苗管理】
  1. 育苗ハウスの床を均平にする。
  2. 温度計の設置(最低・最高付)必ず苗の近くに置く。

緑化後は昼間25℃以上に上げない。→ハウスの開け閉め。

夜間10℃以下に下げない。→午後早めにハウスを締めて温度を下げない。

出芽後、芽が出揃ったらラブシートで保温する。 ただし、出芽から緑化期までは、低温に注意する。
例)「ハウス内で最低気温5℃以下が続く場合」
夜間のみミラシートを使用し、朝はがす。
保温シート(ラブシート・ミラシートetc.)や窓の開閉で温度管理を行う。

  • ミラシート、シルバーラブのかけすぎに注意!
    外気温が30℃を超えた場合、ムレ苗の原因となります。
  • プール育苗では不要
    プール育苗では水位を均一に保ち、高温にならないよう注意する。 霜注意報が発令した場合は深水にしましょう。
    (緑化以降であれば霜が降りなければハウスを開け放しても大丈夫です。)

ビニールハウス内を平らにする裏ワザ
  1. 管理機やトラクターで丁寧に耕運
  2. 水道水等で水をいれながら隅からエブリ等で均等にならす(代かき)
  • ただし砂地では難しい。

もう一つのメリットとして、後作(野菜栽培)でのEC改善に効果があります。


播種~ 2~3日間 4~15日 16日~田植えまで
被覆 3日間を目途。ハウスに並べた箱からラブシートをかける。 約3日間被覆する。緑化終了の目安は第1葉が完全に展開した頃 日中は被覆資材不要。夜間冷える時は早めにハウスを閉める。
昼の温度 30℃ 20~25℃ 15~20℃
夜の温度 30℃ 15~20℃ 10~15℃
灌水 播種時に床土に1~1.2ℓ/箱程度灌水 基本的には1日1回。雨の日には量を減らすか、やらない。 1日1~2回。15時頃までに灌水。
換気 30℃以上になる場合は換気を行う。 25℃以上の場合はハウスを開ける。 日中はハウスを全開にし、外気に慣らす。風には直接当てない。
その他 うど芽の長さは5~10㎜。長いと徒長苗になりやすい。 根張り・苗室はここで決まる。 -
プール 緑化期以降は灌水管理となり、昼夜とも窓は解放状態。 霜注意報等で10℃以下が予想されない限りハウスを閉める必要はありません。

【代かき】~代のかき過ぎに注意です

代のかき過ぎに注意し、均平に仕上げましょう。

  1. 代かきはなるべく田植え2~3日前に行う。
  2. 代かきは1回目15㎝、2回目は表面5~6㎝をならす程度で丁寧に仕上げる。
  3. 土の表層は5~6㎝が細かく、その下は粗い土が理想です。
土の練りすぎ土の中、酸素不足苗の活着・苗の伸長不
  • 代かき・田植えは、同じ方向で行うことが決株を減らすコツです。
    (トラクターと田植え機のわだちを同一方向にする)
【苗の病気】~苗の菌による苗立枯苗の症状は以下の表にある4種類です。
  • エコ栽培米で「エコホープDJ」を使用した場合は青色のカビのようなものが発生することがありますが、この場合は薬が効いてる証拠ですので問題ありません。
  • 出芽後、部分的に綿状のカビが発生していることがあります。少量で、水をかけて消える程度であれば問題ありません。発生がひどい場合はご連絡ください。
病原菌 病徴・診断 発病条件
リゾープス属菌 発芽~緑化初期に退色し生育が悪くなる。 地面より上方に灰色のカビが一面に発生。 高温・多湿条件下で発生。
フザリウム属菌 地際部の葉鞘が褐変腐敗し、白色又は淡紅色のカビを生じる。 播種後低温にあったり、床土の乾燥・過湿の繰返しによる。
ピシウム属菌 地際部や根が水浸状に腐敗し、白い綿状のカビを生じる。 低温・過湿条件下で発生。
トルコデルマ属菌 葉鞘や不完全葉が黄化・渇変・枯死し・籾や床土に白いカビを生じ、後に青緑色になる。 高温・過湿条件下で発生。

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