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富士山の清流で育むごてんばこしひかりの里


トップへ戻る > 営農事業 > 営農だよりもくじに戻る > 2018営農だより水稲第11号

北駿産米改良推進協議会
JA御殿場営農課
平成30年第11号 8月3日発行
TEL:0550-84-4820

営農だよりJA御殿場

目標
  1. 「米ぬか入り肥料」の施用により、循環型農業の実践
  2. 粒張が良く、食味値80点以上の良食味米
~出穂後の水管理は
お米の長さ・幅・厚さ
を決める重要な時期になります!!~

コシヒカリは出穂期に入りましたか?
(※出穂期とは:穂が50~60%出た日で、穂が見え始めた日ではない) 7月後半も平均気温・日照時間が平年を大幅に上回りました。 現在の生育状況(8月1日現在)はほとんどのほ場で出穂期に入り、 平年に比べ7~10日程度、昨年に比べ3日程度進んでいます。 (昨年の管内出穂期平均:8月3日)

向こう1ヶ月間も気温が高い状況が続き、 記録的な猛暑になることが予想されています。 本年は田植え後の気候に恵まれ、 日々生育が促進されています。 良食味米に仕上げるには登熟をいかに向上させるかがポイントとなります。 今後は飽水管理を徹底し最後までしっかりと水管理を行い、 美味しいお米作りを目指しましょう。

出穂期からの積算温度により収穫適期を見極め、 稲体を最後まで健全に保ち充実した粒に仕上げましょう!!

また、ここ数年でカメムシが大幅に増加しています。 毎年被害のあるほ場は防除の徹底 (トレボン粉剤は、必ず2回散布)をお願いします。

まだまだ暑い日が続きますのでこまめな休憩と水分補給は必ず行い、 まずは体調管理に気を付けましょう。

【御殿場の気象】アメダスデータ御殿場

平均気温(℃) 本年 平年
4月計 13.6 11.3 2.3
5月計 16.4 15.6 0.8
6月計 19.6 18.9 0.7
7月前半計 24.1 21.5 2.6
7月16~20日 26.3 22.6 3.7
7月21~25日 27.0 23.1 3.9
7月26~31日 24.4 23.6 0.8
7月後半計 25.9 23.1 2.8
7月計 25.0 22.3 2.7

日照時間(hr) 本年 平年 %
4月計 164.6 141.0 116.7
5月計 168.2 145.7 115.4
6月計 127.2 99.8 118.0
7月前半計 79.6 46.3 171.9
7月16~20日 35.9 18.4 195.1
7月21~25日 40.4 21.7 186.2
7月26~31日 36.0 28.6 125.9
7月後半計 112.3 68.7 163.5
7月計 191.9 115.0 166.9

降水量(mm) 本年 平年 %
4月計 343.5 220.5 155.8
5月計 340.5 254.3 133.9
6月計 324.5 318.5 101.9
7月前半計 449.0 169.9 264.3
7月16~20日 0 45.6 -
7月21~25日 0 41.5 -
7月26~31日 114.0 51.7 220.5
7月後半計 114.0 138.8 82.1
7月計 283.9 308.7 92.0

水稲栽培管理簿回収について
平成30年産 水稲栽培履歴管理簿(使用資材等の記入)
上記管理簿を8月下旬に部農会で回収させて頂きますので必ず記入お願いします。記入用紙を紛失された方は最寄りの支店までご連絡ください。
平成30年産 生育調査報告書(生育調査結果の記入)
上記調査結果は10月下旬に部農会で回収させて頂きます。

定点調査・生育状況

8月1日(水)現在

出穂期:穂が5割程度出揃った頃
場所
田植日
標高
(m)
茎数
茎数/
目標茎数
324本
対比(%)
草丈
(㎝)
葉色 葉齢 出穂期
神山(町屋)
5/8
300 14.6 241 74.3% 91.4 3.5 13.8 7/27
吉久保
5/1
370 23.8 374 115.4% 97.0 3.2 13.7 7/28
大堰
5/12
400 18.0 319 98.5% 94.0 3.8 13.5 7/31
用沢
5/4
480 16.4 312 96.3% 96.7 3.4 13.8 7/29
仁杉 カントリー周辺
5/5
500 17.3 303 93.5% 89.3 3.8 13.9 7/31
中畑
5/5
550 16.6 315 97.2% 87.7 3.8 4.4 7/30
平均 - 18.4 - - 92.7 3.6 - -

平成30年度御殿場市の平均積算温度(出穂期からの積算温度)
日付 御殿場
平均気温
7/23 7/25 7/27 7/30
7/23 28.5 28.5
7/24 27.4 55.9
7/25 26.4 82.3 26.4
7/26 24.1 106.4 50.5
7/27 23.6 130.0 74.1 23.6
7/28 22.8 152.8 96.9 46.6
7/29 24.5 177.3 121.4 70.9
7/30 25.5 202.8 146.9 96.4 25.5
7/31 25.8 228.6 172.7 122.2 51.3
8月も引き続き高温が予想されます。 出穂期(出穂5~6割)からの積算温度1,100度を目安に収穫時期を予想しましょう。(※1,200度を超えないように) 標高によって気温が違いますので左表を参考にして下さい。 (標高100mで±0.5℃修正)
~出穂後25日までの水管理~

出穂前後は湛水状態にして下さい。 その後の管理として早期落水は米の収量・品質を低下させます。 落水を早めると水分・養分を吸収するための根の機能が低下する為、 稲全体の活力が低下し、枯れ上がりを加速させます。 稲全体の活力低下は着色粒の発生をまねきます。 また、枯れ上がりが発生すると籾の水分が急激に下がる為、 胴割粒の発生も助長します。コンバイン収穫に支障がない限り、 落水時期を遅らせる事が重要です。ただし、 今年の収穫時期も昨年と同様の気候となることが予想されます。 コンバイン作業が第一ですので、 昨年収穫に苦労したほ場では落水時期を早めましょう。

水管理のポイント

〔方法1〕飽水管理

  1. さっと流し水をためない。
  2. 水が引いてヒビが入る直前に入水。

〔方法2〕溝切りした溝だけに入水する。 (飽水管理より良い方法: 6条前後の溝切りした圃場)
田面には入が乗らないように、溝に常時入水する

  1. 草丈伸長抑制による倒伏軽減。
  2. 出穂後遅くまで根に水・酸素を常時供給できるので登熟が良くなる。(下葉が枯れにくい)
  3. 溝以外は乾きコンバイン作業も可能となる。

入水口は溝とつなげるが、出口はつなげない。(水をためるため)

登熟期にかけての水管理
出穂期・登熟期間は水を必要とします。 玄米は初めに長さ、次いで幅、最後に厚みが決定します。
長さ
開花後およそ5日頃
開花後およそ15日頃
厚み
開花後およそ20~25日頃
早期に落水をしてしまうと、 厚みのない(粒張りのない)米となってしまいますので気を付けましょう。 上図の〔方法1〕〔方法2〕を行い、 常に土壌が湿っている状態を保ちましょう。 (最低25日間は落水しない)

☆平成30年度ライスセンター・カントリーエレベータ稼働予定☆

ライスセンター
平成30年8月24日(金)
カントリーエレベーター
平成30年9月1日(土)

★農薬散布時はドリフトに注意してください★

農薬を散布する際、対象の作物以外にも農薬がかかったり、 洗濯物に飛散したりすることがあります。

  • 風向きに注意し、風の強い日には散布しない
  • 近隣作物の対象者、住民に事前に知らせる
  • 近隣作物の収穫直前や、通勤・通学の時間帯は避ける

作物に登録のない農薬がかかると、 せっかく栽培した作物が出荷できなくなってしまいます。 また登録されていても飛散時期によっては収穫時期が遅れてしまう恐れがあります。
地域の方々と話し合って、皆さんで作物栽培を楽しみましょう。