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富士山の清流で育むごてんばこしひかりの里


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北駿産米改良推進協議会
JA御殿場営農課
平成29年第4号 5月2日発行

営農だよりJA御殿場

目標

  1. 食味値80点以上の確立
  2. 「米ぬか」使用の土づくりによる食味向上、循環型農業の実践
~植え付け本数(3~4本)、
深さ(2㎝)で田植えが出来ましたか~
ほ場によって植付本数を変えましたか?
適正な茎数(穂数)を獲得することが食味向上のポイントです!!

今年の4月前半では、平均気温は平年並みでしたが、 日照時間が短く降水量が多く推移しました。 後半では平均気温・日照時間ともに平年並みですが、 4月後半になるにつれて日照時間が短くなっていきました。
降水量については、 雨の日は少ないのですが一時的な降水量が多いため 平年を上回る降水量となりました。


本年の苗は根張りは良好ですが、草丈が伸びない苗も散見されました。 伸びすぎてしまった場合は、 田植え後の水管理で根の活着を良くすることで対応することができます。
また苗が短い場合は植え傷みしないよう田植え機の速度を控えめにし、 ゆっくり浅植え(2cm以上の深植えをしない)で葉が水没しない水管理をお願いします。


5月は概ね天候には恵まれる予報となっておりますが、 熱中症には気をつけて水分補給等を行い安全作業に心掛けましょう。
田植え後の水管理はこまめに行ってください。
良食味米生産のポイントである太く、 揃いの良い分げつを確保するため、 水管理を徹底して下さい(可能な場合、6月中旬より深水管理)。
また藻類の発生は、初期生育の阻害となるため、早めの防除を行って下さい。

【御殿場の気象】アメダスデータ御殿場

平均気温(℃) 本年 平年
4月前半計 10.2 10.0 0.2
4月16~20日 14.2 11.7 2.5
4月21~25日 11.5 12.6 ▲1.1
4月26、27日 12.4 13.2 ▲0.8
4月後半計 12.7 12.5 0.2
4月計 11.5 11.3 0.2

日照時間(hr) 本年 平年 %
4月前半計 70.3 78.2 89.9
4月16日~20日 41.9 25.1 166.9
4月21日~25日 21.2 26.5 80.0
4月26日、27日 1.5 11.1 13.5
4月後半計 64.6 62.7 103.0
4月計 134.9 140.9 99.7

降水量(mm) 本年 平年 %
4月前半計 155.5 134.5 115.2
4月16日~20日 124.5 42.2 295.0
4月21日~25日 7.0 37.1 18.9
4月26日、27日 3.5 13.5 25.9
4月後半計 135.0 86.0 157.0
4月計 290.5 220.5 131.7
注意
補植苗は必ず撤去しましょう!!
補植苗はいもち病の発生原因となります。 補植後は速やかに撤去をお願い致します。)

水管理

太く揃いの良い分げつを確保するには、水管理が重要 !!
○田植直後は深水にして苗を寒さや風害から守る。

稚苗の活着限界温度は12℃です。日中の入水は行わず、深水で苗を保温してあげましょう。 寒い日、夜間冷える日、寒風が吹く時にも深水にして水の保温力で苗を保護する。

○活着(田植え後5~7日)後、浅水管理で「分げつ」を促す。

2~3cmの浅水管理(2~3cmの水深が最も水温・地温が上がる) により良質な分げつを促進しましょう。

○夕方・夜に入水し、朝止めることで水温確保に努める。

夜、用水の温度が水田の水の温度を上回ります。 そのため夜間に水をいれ、 朝の仕事前に水を止めることで温かい水を保つことができます。 日中のかけ流しは絶対に行わない!!

○アオミドロ等の藻類の発生は生育抑制となるので注意する。

アオミドロに効果のある除草剤を使用!!(下面、写真参照)

○有害ガスの発生が多い場合は1~2日落水する。

水田に足を踏み込んだとき気泡の発生が多い場合は、 水の更新や落水するなどしてガス抜きをしましょう。 田植え後およそ20日頃からガスの発生がみられます。 土壌への酸素供給や有害物質の除去を図り根を健全に保つためにも、 水田へ入って土壌の様子を確認しながら必要に応じてガス抜きを行いましょう。

※除草剤散布後、7日間程度は落水をしないでください。 また、中後期除草剤を使用する場合はガス抜き後施用しましょう。

【藻類の対策】
生育初期に藻類が発生すると、 分げつの確保を妨げるため早期防除を心がけましょう !!

対策~モゲトン粒剤を散布。2~3㎏/10a(エコ栽培米圃場は散布不可)
※モゲトンは晴天の暑い日に撒くと効果的です。

発生の少ない圃場
~ ペースト使用の田・サラブレッドKAI・トップガンGTを使用した田
発生の多い圃場
~ 表層施肥、入水頻度の多い漏水田
【除草剤】
水管理と散布時期が重要 !!
  • 除草剤の処理層ができるには3日程度かかります。
    除草剤散布後3日間は湛水状態を保ち、 散布後7日間は落水・かけ流しをしない。
  • 散布時期は、それぞれの除草剤の使用適期に使用する。
    (遅すぎると除草剤の効かない雑草の葉齢となってしまう。)
  • 多年草雑草(クログワイ・オモダカ等)が多い圃場はサンパンチを 使用した体系処理をし、それでも雑草が残る場合は後期除草剤 (アトトリ・バサグラン等)を施用し、3年程度かけて徐々に少なくする。
北駿地区では2回に分けて除草剤を使いましょう
除草剤1回目 除草剤2回目
草の多い圃場 (田植え直後~5日)
ショキニーフロアブル
又は
マーシェット1㌔粒剤
(田植え後15~20日後)
サラブレッドKAI 1㌔粒剤
又は
(田植え後15~25日後)
サンパンチ1㌔粒剤
草の少ない圃場 (田植え直後~5日)
ショキニーフロアブル
又は
マーシェット1㌔粒剤
(田植え後20~25日後)
ザーベックスDX 1㌔粒剤

それでも雑草が残ってしまったら…
ヒエだけが残った場合 ⇒ クリンチャ―1㌔粒剤(ヒエ4~5葉期まで)
ヒエと多種類の雑草が残った場合 ⇒ クリンチャ―バスME液剤(ヒエ5葉期)
多年生雑草が多く残った場合 ⇒ バサグラン粒剤
クログワイ・オモダカが残ってしまった場合 ⇒ アトトリ1㌔粒剤

≪重要≫『田植え時の葉齢』

稚苗: 2.3葉 中苗:3.5葉
が移植時の基本的な葉齢となっています。
しかし今年は寒暖差の大きい気候だったため、 徒長苗と丈の短い苗が両極端にみられました。
けれどある程度なら心配することはありません。
徒長苗は根がしっかりと活着するよう田植え後に深水管理をし、 丈が短い場合はゆっくり浅植えして葉が水に浸からないよう気をつけましょう

春の農作業安全月間

  • 農作業による死亡事故が増えています!!
  • 事故防止には、一人ひとりが高い安全意識を持って作業を行うことが重要です!!
  • 農作業の管理・利用は、適切に行いましょう!!
  • 高齢者による事故、機械操作に伴う事故が多くなっています!!
  • 高齢者の方は、自らの心身機能の衰えを十分に意識して、農作業に取り組みましょう!!

おいしいをつくりましょJA御殿場